フォークロジャーの波が押し寄せてくる、ダムが崩壊寸前
First American CoreLogicによると2009年第2四半期のネガィブ資産(ローンを保証するのに使われた資産価値がローン残高を下回る)のデーターの要約が出された。
- 米国全てのモーゲージ物件の32.2%又は15.2Mln以上が2009年6月30日の時点でネガティブ資産になっている。2009年6月の時点で、追加2.5Mlnのモーゲージ物件がネガティブ資産に近づいている。ネガティブ資産又はそれに近いモーゲージは全米の住宅モーゲージ物件の38%近い。
- ネガティブ資産ポジションの物件総合価値は$3.4兆で、それらは総合物件価値がデフォルトのリスクがあるものを意味する。カリフォルニア州では総合住宅価格の内ネガティブ資産になっているのが$969Blnde,フロリダが続いて$432Bln,NJが$146Bln,イリノイ州が$146Bln,アリゾナ州が$140Bln 。ロス・アンジェルスだけでも全体の資産価値の内ネガティブ資産が$310Bln以上、NY市($183Bln)、マイアミ($152Bln)、Washington DC($149Bln)、シカゴ($134Bln)となっている。
- ネガティブ資産の分散は少ない州の数に傾いていて、3つの州がネガティブポジションのモーゲージ借用者のおよそ半分を占めている。ネバダ州(66%)が一番比率が高く全体の2/3がネガティブポジションとなっていて、アリゾナ(51%)とフロリダ(49%)では全体の半分近くがネガティブ資産である。そしてミシガン(48%)とカリフォルニア(42%)で上位5位内に入っている。
モーゲージデータ:
- カリフォルニア州:モーゲージ負債が$2.4兆ある。その物件の42%がネガティブ資産
- フロリダ州:モーゲージ負債が$923Blnある。その物件の49.4%がネガティブ資産
- イリノイ州:モーゲージ負債が$447Blnある。その物件の29.4%がネガティブ資産
- アリゾナ州:モーゲージ負債が$298Blnある。その物件の51%がネガティブ資産
- ネバダ州:モーゲージ負債が$149Blnある。その物件の65.6%がネガティブ資産
- 全米:モーゲージ負債が$10.1兆ある。その物件の32.2%がネガティブ資産、37.6%の物件がネガティブ資産に近い
32%~37%の全てのモーゲージ保有者が 住宅を売却できず動きがとれない。
上記の最初のデータを見てみるとカリフォルニア州では$2.4兆のモーゲージ負債があり、42%がネガティブ資産である。Wells Fargoがカリフォルニア州で巨額のPay-Option-Armsを保有して、資本金が十分ある?
もう一度、今度は最後のラインのデータを見てみると、全米で$10.1兆のモーゲージ負債がある。そのうち32.2%がネガティブ資産でその上5.4%が水面下。不動産手数料を含めると、5%、37.6%が水面下である。
それらの人々がクロージングに持っていけなければ、これらのモーゲージ保有者は自分の家に動きが取れない、売却ができない。
その状況はまだ悪化していく、Case-Shiller住宅インデックスの小幅の下落だけでモーゲージ保有者の50%が水面下となる。
フォークロジャーの波が押し寄せてくる。
フォークロジャーと立ち去りの一番大きな要因は、s物件が水面下あるかどうかである。もし資産があれば、いつでも売却するチャンスがある。2つ目の大きな要因は、頭金を20%を置いているモーゲージ保有者は頭金を10%以下置いている人に比べて物権を見捨てる可能性が低い。